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重機歩兵

全長10メートルを超える、人型に近いロボット兵器の総称。

高次元宇宙開発競争の為に生み出された兵器であり、異次元でのヒトの滞在及び活動(戦闘)を可能にした唯一の兵器でもある。

現在では従来の旧兵器を退け、どの国でも主力兵器として幅を利かせるようになっている。

 

構造
ヒトの高次元宇宙での活動を可能にするブレンコアを主演算装置に持ち、パルス・内燃式などの複合型エンジンを動力源とし、金属製ボーンフレームやレチルステン合成外装、人工筋肉などを備える。重機歩兵と名の付くものは全てにおいてメインブレンと直結する次元転置機構を一組ずつ備えている必要があり、これによって戦闘用亜空間領域を作り出すことができる。

 

活動領域
総重量もかなりになる事から重力下では機動力において他の兵器に劣る。

戦闘行為は次元転置機構から展開される戦闘領域(亜空間領域)内で行われるが、領域内で活動可能なのは重機歩兵のみであり、実質同じ兵器同士での戦闘のみを想定されている。

また戦闘領域には現宇宙に干渉する性質があり、巻き込んだ生物や構造物を破壊する事も可能。しかし領域の展開可能半径はごく小規模で、局地的には無敵だが広範囲の破壊には向いていない。

 

装備
物理法則の不安定な亜空間内では弾丸などの飛び道具の起動が制御できず、武器は白兵戦向けのものが多い。唯一ベジェ光学砲が有効な射撃手段だとされるが、近年外殻の性能が向上している事からかなりの着弾量が必要とされる。また、大きな破壊力を得るために、あえて有線の実弾が使用される事もある。

戦闘領域の特性上、強烈な機動力と機体の耐久性向上が期待できる事から、打撃系の武器を採用するところがまだまだ多い。

 

制御システム
主演算装置と操縦士を繋ぐMMI・サイトレーシビリティシステムはメインブレンと操縦士の思考の一部を同期させる事でヒトの戦闘領域内での活動を可能にしている。

その危険性から遠隔操縦や自動操縦等、人間を高次元宇宙に晒さない手段も模索されているが、今のところ成功例がない。
MMIアシスト機能の向上から、近年では慢性中毒の危険性も減り、訓練を積めば誰にでも扱えるまでになっている。それでもまだ長時間接続には向かず、どの国も重機歩兵の運用方法には頭を悩ませているようだ。
モーショントレーサーにはほとんどの重機歩兵側であらかじめプログラムされた行動を呼び出すダイヤログサポート式を採用している。